最新のPHP5.3.xをインストールしよう
最新のPHP5.3.9をインストールしよう
普通のyumコマンドではPHPは5.1系しか入れることが出来ず、WordpressでさえPHPは5.2.4以上が必要です。前回追加したリポジトリを利用して最新のPHP環境を手に入れましょう。
なお、remi、epelリポジトリから追加できるPHPは2011/1/27現在5.3.9となります。
PHP5.3.9インストール
PHPのインストールは以下のコマンドを入力するだけ。
#yum --enablerepo=remi,epel install php
Complete!という表示が出たら、バージョンを確認しましょう。
念のためバージョン確認
# php -v
CentOSのデフォルトのリポジトリでインストしたら?
もしここで、remi、epelリポジトリを使わずにPHPをインストールするなら
# yum -y install php
となります。ただし、ここでremi、epelリポジトリを使わないと、PHPは5.1系しか入らないので注意が必要です。
PHPでよく使うモジュールをインストール
PHPを使う上で、比較的利用頻度の高そうなモジュールをまとめてインストールしておきます。
#yum --enablerepo=remi install php-devel php-gd php-mbstring php-mysql php-pdo php-pear php-xml php-imap
※依存関係を考慮して、追加したリポジトリからPHPを入れた場合、PHPのモジュールも追加したリポジトリから入れるようにしてください。その場合必ず –enablerepo=remiの記述が必要です。
必要であればpearもインストールするとよいでしょう。
あるといいのは pear:MDB2(データベースの取扱),pear:pager(ページャー),pear:auth(ユーザーセッション)
pearのインストールはこちらを参考にして下さい。
Apache再起動
Apache再起動/etc/rc.d/init.d/httpd restart
※PHPのパッケージとモジュールをインストールしたら Apacheを再起動しないとhttpdに反映されません。必ず再起動を。
PHPの動作確認
PHPがインストールされたかどうか確認します。
# vi /var/www/html/test.php ← PHPテスト用ページ作成
※/var/www/html/は、IPアドレス直下の閲覧可能ディレクトリのこと
インサートモードで以下を入力
インサートモードになって、以下を入力してください。
phpinfo();
?> ?>
[iキー]でインサートモード
[Escキー]インサート終了、
:wq! と入力で、保存して終了
:q! と入力で、保存しないで終了
:wq! と入力で、保存して終了したら試しにアクセスします。
アクセスするURLは以下。
http://サーバーのIPアドレス/test.php
表示が確認できたらテストページを削除します。
# rm -f /var/www/html/*
以上でPHPのインストールは完了です。