リポジトリの追加をしよう ITかあさん

ITかあさん

リポジトリの追加をしよう

そもそもリポジトリとは?

リポジトリとはパッケージの管理ツールのことです。何かしらのパッケージ管理ツール(リポジトリ)があるからこそ、コマンドとパッケージ名を入力するだけでパッケージのインストールが可能になるのです。
(パッケージとは、例えばPHPとかperlとかApacheとか。)
リポジトリを利用しない場合、ソースファイルをダウンロードして自分でコンパイルしなければならず、手間がかかります。
リポジトリがあるからこそ、簡単にパッケージの管理が出来るわけですね。
リポジトリにはもともとCentOSについているものもあれば、後からインストールすることも出来ます。

remiリポジトリを追加しよう

CentOSにだけでのリポジトリでは『安定している』と認定されたパッケージしかダウンロードすることが出来ません。
PHPにいたっては5.1、Mysqlは5.0系しかダウンロードが出来ません。(一応、PHPは確か5.3.3までは何とかCentOSのリポジトリでいけたはず)
もっと新しい、最新のパッケージが欲しい!しかも手軽に!となったらremiとepelリポジトリを利用しましょう。
インストールはとても簡単です。
以下のコマンドを入力するだけでインストールが可能です。

CentOS 5.8にepelリポジトリの追加

依存関係でepelリポジトリを先にインストします。

epelリポジトリの追加

# rpm -ivh http://download.fedora.redhat.com/pub/epel/5/i386/epel-release-5-4.noarch.rpm
こちらでは2012年7月現在- Unknown or unexpected errorで、インストール出来ませんでした。
現在はこちら
# rpm -ivh http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/5/i386/epel-release-5-4.noarch.rpm

CentOS 5.8remiリポジトリの追加

# rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-5.rpm

追加したリポジトリの設定

一応これだけで使えるようにはなるのですが、このままでは常に追加したリポジトリからパッケージを探すことになるので、通常は出てこないようにしなければなりません。

enableを全て0に

enableを全て0にします。たったこれだけです。
viエディタでそれぞれ2つのファイルを変更してください。
enable = 0

コマンド:
#vi /etc/yum.repos.d/remi.repo

[remi]
name=Les RPM de remi pour Enterprise Linux $releasever – $basearch
#baseurl=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/remi/$basearch/
mirrorlist=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/remi/mirror
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-remi
failovermethod=priority

[remi-test]
name=Les RPM de remi en test pour Enterprise Linux $releasever – $basearch
#baseurl=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/test/$basearch/
mirrorlist=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/test/mirror
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-remi

コマンド:
#vi /etc/yum.repos.d/​epel.repo
[iキー]でインサートモード、[Escキー]でインサート終了、保存してコマンド画面に戻るには[:wq!]と入力して[Enter]キー
#baseurl=http://download.fedoraproject.org/pub/epel/5/$basearch
failovermethod=priority
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-EPEL

[epel-debuginfo]
name=Extra Packages for Enterprise Linux 5 – $basearch – Debug
#baseurl=http://download.fedoraproject.org/pub/epel/5/$basearch/debug
mirrorlist=http://mirrors.fedoraproject.org/mirrorlist?repo=epel-debug-5&arch=$b
asearch
failovermethod=priority
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-EPEL
gpgcheck=1

[epel-source]
name=Extra Packages for Enterprise Linux 5 – $basearch – Source
#baseurl=http://download.fedoraproject.org/pub/epel/5/SRPMS
mirrorlist=http://mirrors.fedoraproject.org/mirrorlist?repo=epel-source-5&arch=$basearch
failovermethod=priority
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-EPEL
gpgcheck=1

以上でリポジトリ関係は終了です。

もし、リポジトリを削除したくなった場合はこちらを参考にして下さい。

初夏のJavaScript祭 in サーキュレーションビル ForPro